2023年12月15日に公開されたディズニー映画『ウィッシュ』。
ディズニー100周年記念作品の『ウィッシュ』には、ディズニー作品のオマージュが100個以上あるのだとか！
このシーンてもしかして！って考えながら観るのも楽しいですよね
この記事では、映画『ウィッシュ』のオマージュを調査したのでご紹介します！
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映画ウィッシュはオマージュが盛りだくさん！
ディズニー100周年記念作品の『ウィッシュ』には、ディズニー作品のオマージュが100個以上あると言われています。
単に100周年の記念だから、ファンサービスのためにオマージュをたくさん入れたわけではありません。
ファウン監督が「この映画を大切な人たちと一緒に体験してもらうために、たくさんの魔法と驚きを詰め込んで作りました」
と言っています。
世代を超えて、作品を超えて、『ウィッシュ』を一緒に観て楽しめるように。
そういった想いが詰まっていますね。
そんなステキな思いで作られた『ウィッシュ』のオマージュ。
見つけられたものをご紹介していきます！
本を開いて物語がはじまる演出
本が開いて物語がはじまる。というのは、「白雪姫」や「シンデレラ」など、昔のディズニーを思わせる演出です。
アーシャの襟の柄は「シンデレラ」のカボチャの種
アーシャが着ているワンピースの襟の柄は「シンデレラ」のカボチャの種なんだそうです。
たしかに種っぽい柄がついてますよね！
アーシャが暮らしている森の中の家は「白雪姫」のコテージにそっくり
アーシャたちが暮らしている森の中にある家は、外観が「白雪姫」のコテージにそっくりです。
「白雪姫」のコテージは1922年、米ロサンゼルスで創業したレストラン「タム・オ・シャンター」をモデルにしており、生前のウォルト・ディズニーが週に5回は通っていたという行きつけの店だったそうですよ♪
アーシャの友達7人＝「白雪姫」の7人のこびと
アーシャの友だち7人衆（通称：ティーンズ）は、「白雪姫」の“七人のこびと”からインスピレーションを受けています。
・メガネがトレードマーク、リーダー的ポジションのダリア →ドック（先生）
・現実主義で少し皮肉屋なところがあり、気難しい顔をしがちなガーボ →グランピー（おこりんぼ）
・明るい性格でいつもご機嫌、ムードメーカーのハル →ハッピー（ごきげん）
・いつも眠そうで、あくびをしているサイモン →スリーピー（ねぼすけ）
・くしゃみに悩まされているサフィ →スニージー（くしゃみ）
・いつもとぼけた様子で、時折皆がびっくりするような行動をとる、頬が赤く大きな耳がトレードマークのダリオ →ドーピー（おとぼけ）
・シャイだけど、陰で皆を見守っているバジーマ →バッシュフル（てれすけ）
マグニフィコ王の魔法はアースラの手がイメージ
国民の願いを城に閉じ込めるマグニフィコ王には、過去のディズニーアニメに登場したヴィラン（悪役）の要素が数多く詰め込まれているように見えます。
ディズニーヴィランズが使う魔法といえば、緑色がおなじみなのはご存じでしたか？
「眠れる森の美女」のマレフィセント、「リトル・マーメイド」のアースラ、「白雪姫」の継母が老女になる薬も緑色なんです。
本作でもマグニフィコ王が邪悪な魔法を使うときは、緑色が印象的です。
また、マグニフィコ王は劇中で「無礼者たちへ」というソロ楽曲を熱唱します。
見事な歌声を持つヴィランといえば、「哀れで不幸な魂」という楽曲を披露するアースラがいますね。
さらに、マグニフィコ王が鏡に「世界一のハンサムは？」と問いかけるシーンは、誰もが「白雪姫」の女王（魔女）を思い出すはずです。
ちなみにマグニフィコ王のマントは、シルエットが「アラジン」のジャファーを、その模様は「白雪姫」の女王の部屋のカーテンを連想させます。
森で出会うクマとシカの名前は「ジョン」と「バンビ」
魔法の力で、森の動植物たちが「誰もがスター！」という楽曲を歌いあげるミュージカルシーンがあります。
この「誰もがスター！」にはオマージュが盛りだくさん！
過去のディズニー作品に出てきた動植物に似ているキャラクターがたくさん出てきます。
・「バンビ」のサンパー（とんすけ）に似たウサギ
・「ポカホンタス」のアライグマ
・森の木々の一部に「ポカホンタス」の“柳の木のおばあさん”
・葉っぱの下にいる2匹のネズミは、「ビアンカの大冒険」のビアンカとバーナード
また、しゃべるキノコが「We Love Crazy!」と話す様子は、「アナと雪の女王」の楽曲「とびら開けて」に登場する歌詞「Okay, can I just say something crazy? （ねぇ、ちょっとおかしなこと言ってもいい？）」「 I love crazy! （そういうの大好きだ！）」を連想させる。
さらに、森でのミュージカルシーン全体が、「リトル・マーメイド」の楽曲「キス・ザ・ガール」へのオマージュになっているように見えます。
歌が終わると、シカが「食べないでくれて、ありがとう。ジョン」、クマが「言わないで、バンビ」と言葉を交わします。
シカはもちろん、バンビのこと。
クマのジョンとは、「ロビン・フッド（1974）」に登場する主人公の相棒リトル・ジョン。
相棒といえば、アーシャの相棒で、言葉を話す子ヤギのバレンティノが、「全ての哺乳類が、平等で服を着ているユートピア」を願っているが、これは「ズートピア」を指しているのかもしれませんね。
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映画ウィッシュ「誰もがスター」日本語吹き替え声優は誰が歌ってる？
マグニフィコ王が城に閉じ込めている“願い”の中に注目
洋裁師になることを願う女性が縫い上げているのは、「眠れる森の美女」のオーロラ姫が着ていたドレスに似ている。
別の国民たちの願いには「ピーター・パン（1953）」「メリー・ポピンズ」「リトル・マーメイド」といった作品との関連性が確認できる（エンディングには、よりダイレクトに「ピーター・パン」を連想させるシーンもある）。
アーシャの亡き父親によるエピソード
アーシャが、哲学者だった亡き父と過ごした幼少期を回想するシーンがあります。
アーシャはこう語ります。
「どんなときも、星は私たちを導いてくれる」と父親が教えてくれた……
この父親の台詞から連想できるのは「ライオン・キング（1994）」における主人公シンバと父親ムファサの会話です。
ムファサもまた星を指しながら、「歴代の王たちがあそこにいて、お前を導いてくれる」と息子を鼓舞していましたね。
アーシャが身にまとう、青いローブは誰のもの？
映画の後半で、スターがアーシャに魔法の杖をプレゼントするシーンがあります。
このとき、アーシャはフードと紫のリボンが付いた青いローブを着ています。
その姿はまさに「シンデレラ」に登場するフェアリー・ゴッドマザーのようです。
ラストシーンでは、ピクシーダストが降りかかったアーシャに対し、「フェアリーゴッドマザーみたい」という声が。
アーシャの物語がどのディズニー作品よりも昔の設定であることから、彼女が将来、フェアリーゴッドマザーになることを示唆しているようです。
アーシャの祖父、サバはディズニー・スタジオのオマージュ？
アーシャの祖父であるサビーノ(サバ)は、作中で100歳の誕生日を迎えます。
いつか願いが叶うことを夢見て暮らしてきた彼は、ラストでは音楽を奏で、皆を楽しませていました。
ポストクレジットでは、名曲「星に願いを」を奏でていましたね。
作中のメッセージである「自分の力で願いを叶える」ことを体現したサビーノは、100周年を迎えたウォルト・ディズニー・スタジオと重なるのではないでしょうか。
エンドクレジットにもオマージュが！
「ウィッシュ」はエンドクレジットにもディズニー作品へのオマージュが隠れています。
ミッキー・マウスや白雪姫、シンデレラ、ピーター・パンに加えて、「ミラベルと魔法だらけの家」の主人公ミラベルや、「ストレンジ・ワールド もうひとつの世界」の奇妙な生物スプラットなど、最近の作品もしっかり網羅し、100年の歴史を感じさせるものとなっています。
願い星スターの顔はミッキーマウスから着想
「そもそも、ウォルト(・ディズニー)が最初の「願い」を持ったことから始まったんですよ。彼はすばらしいストーリーの数々を作って、みんなに届けたかったんです。」とクリス・バック監督が言うように、100年もの間ディズニー・アニメーションでは様々な物語で“願い”について描かれてきました。
代表的な楽曲として「星に願いを」があるように、“願い星”はディズニーにとって1つの象徴となっています。
『ウィッシュ』では、その願い星を具現化した愛くるしいキャラクターが“スター”です。
スターが生まれる前、フィルムメーカーは本企画の初期段階でミッキーマウスについて話し合いました。
美術監督のビル・シュワブは「ウォルトはミッキーを創作した。それなら私たちの100周年記念映画の中にもミッキーに敬意を表したキャラクターを据えられれば最高ではないだろうか、とね。」と礎を築いたウォルト・ディズニーへの深い尊敬の念が込められたアイディアでした。
また、「私は大好きなあのミッキーのハート型の顔型を取り入れようと考え、結果的に、あのハートの顔型を使ってスターの感情を表すことになりました。スターのポーズはミッキーにマッチさせたものです」と制作秘話を明かしてくれました。
製作総指揮・脚本を務めたディズニー・スタジオ チーフ・クリエイティブ・オフィサーのジェニファー・リーは「このキャラクターについてたっぷり考える上で、私は、『この星はあなたのために願いを叶えてくれることはしない』のだと決めました。願いをかなえるのはあなた自身なのです。ですが、星は、あなたに必要なことを提示してくれます。希望や、可能性、それに喜びを忘れてはいけないということも。このキャラクターは、頑張り続けること、可能性はあるのだということを、思い出させてくれるのです。」とキャラクターに込めたメッセージを語りました。
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映画ウィッシュのオマージュは100個以上！隠れミッキーも！まとめ
映画ウィッシュには、これまでのディズニー作品への愛がたくさん込められていることが分かりますね。
初めてディズニー作品を観る人も、好きなディズニー作品がある人も、誰が観ても楽しめる映画になっています！
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