ディズニープラスには「スター」というカテゴリーがあります。
日本では2021年10月27日から開始しました。
そんなスターチャンネルには、韓国の作品が多くあるのをご存じでしょうか?
「ムービング」や「ハンガン警察」などのディズニープラスでしか観られないオリジナル韓国ドラマをはじめ
「NCT127 THE LOST BOYS」やBTSの「WAKE UP:OPEN YOUR EYES」といったドキュメンタリー作品まで
多種多様な韓国作品が配信されています。
なんでディズニープラスは韓国ドラマを推すんだろう?
もともとスターチャンネルができる前からディズニープラスを利用していた私は
スターチャンネルが始まってからの韓国ドラマの追加配信数には驚きました。
なぜ、こんなにも韓国作品を取り入れるのか?
疑問に思ったのは私だけではないはずです。
この記事では
・なぜディズニープラスは韓国ドラマを推すのか?
・なぜ韓国ドラマは人気なのか?
を調査しまとめました!
韓国ドラマを観ようか迷ってる、韓国作品はいらないんじゃ?と思ってるそこのあなたも
この記事を読み終わるころには「観てみようかな」と思ってるかもしれませんよ!
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目次
ディズニープラスはなぜ韓国ドラマを推すのか?
ディズニープラスでは、ディズニー、ピクサー、マーベル、スター・ウォーズといった世界中で愛される強力なブランドがすでにあります。
なのになぜ、韓国ドラマをここまで推すのでしょうか?
ディズニープラスが韓国作品に力を入れていることが分かる催し物がありました。
ウォルト・ディズニー・カンパニーが、2023年に劇場公開および配信するラインナップを発表する「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」です。
2022年11月30日から2日間にわたりシンガポールで開催されました。
日本、オーストラリア、インドネシアなど、国ごとに作品が発表されたショーケース、一番の見せどころは最後に持っていく、いわゆるトリを務めたのは韓国でした。
そこでは『コネクト』、『カジノ』、『コール・イット・ラブ(原題)』、『ムービング(原題)』といった人気を博した作品が多く発表されました。
日本作品ではあの大人気ドラマとなった『ガンニバル』が発表されました。
ディズニーがアジア太平洋地域におけるローカルコンテンツ制作への第一歩を踏み出したのは、2021年11月のこと。
その後わずか1年の間に、約50作のアジア太平洋発のオリジナル作品がディズニーの動画配信サービスに登場しました。
いかに韓国作品に力を入れているかが分かりますね
ディズニープラスが韓国ドラマ配信を積極的におこなう理由
ウォルト・ディズニー・カンパニーのアジア太平洋地域コンテンツ&デベロップメント責任者、ジェシカ・カム-エングル氏に独占インタビューした記事にその理由がありました。
韓国作品には3つの魅力があります。
1つ目は「アジアの視聴者が身近に感じること」。
ハリウッド映画のような、非現実的なドラマや映画が多く公開されているが、実は自分に似た価値観や境遇の作品を望んでいるということ。
そういった親和性が韓国ドラマにはあり、アジアの視聴者から共感できるコンテンツとして成功を遂げています。
韓国ドラマは、日本と一緒でお箸でご飯を食べていたりして親近感が沸きますよね
2つ目は「作品が国を超えて多くの人に届くこと」。
韓国ドラマは、高い制作価値、クオリティの高さ、作品の多様性があります。
ロマンチックコメディやアクションなど、どのジャンルを見てもクオリティの高さは群を抜いています。
それらが国を超えて世界中で人気になっています。
韓国作品の演技は、これでもかってくらいに感情が入っています。
コメディも恋愛も、どれも分かりやすくて観やすいです。
3つ目は「革新的であること」。
韓国ドラマには優れた成功実績があります。
そのため業界全体が活気に満ちていて、より良い作品を作ろうと競争します。
新たなチャレンジにもどんどんトライしていき、より魅力的な作品が生まれる相乗効果が出ています。
アクションものが好きなんですが、韓国作品にはハリウッド映画でも観ているような迫力があります。
業界全体に活気があるということは、今後もっと迫力のある作品が出てきそうで楽しみです♪
上記で紹介した3つの理由が、韓国ドラマの魅力です。
より詳しい内容は、以下に引用記事を掲載しましたのでご覧ください。
ピクサー、マーベル、スター・ウォーズをはじめ、アカデミー賞受賞作も多くラインナップに並ぶディズニープラスが韓国ドラマ配信に積極的に乗り出したことに驚きました。韓国コンテンツの魅力を、ずばり3つのキーワードで教えてください。
「アジアとの親和性」「移動性」「革新性」です。
「アジアとの親和性」とは、「作品がアジアの視聴者にとって身近であること」。アジア市場ではハリウッドのトップレベルのドラマや映画もたくさん公開されていますが、一方で視聴者たちは自分に似た価値観や顔立ち、ライフスタイルのものも望んでいるのです。韓国ドラマは、アジアの視聴者に近い。登場人物は箸でお米を食べますよね(笑)。ファッションも私たちと同じブランドです。ドラマで人間を描く時は、こうした親和性がとても重要です。韓国ドラマは、アジアの人たちが共感できるコンテンツとして、過去20年で大きな成功を収めてきました。
二つ目の「移動性」は、「ドラマが国を超えて多くの人に届くこと」を意味します。過去20年間、少なくとも10年の間、アジアのドラマの中でもっとも多くの地域に拡散したのが韓国の作品であることは、間違いないと思います。それを可能にしたのは、韓国ドラマの高い制作価値、クオリティ、作品の多様性です。たとえば、世界で人気になるのはホラーだけという国もありますが、韓国は長い歴史において、ロマンチックコメディ、アクション、SF、クライムサスペンスなどを成功させ、世界ですでに認知されています。
最後の「革新性」とは、「新鮮なコンセプトに挑戦すること」。韓国ドラマは優れた実績があるため、業界全体が活気に満ちています。競争がどんどん激しくなり、より多くの投資が行われ、予算も跳ね上がる。制作会社は1話あたりに巨額のお金を投じ、まるで映画のように素晴らしいセットや衣装が使われるようになりました。そして誰もが知っているビッグ・スターをキャスティングし、さまざまなチャレンジをするのです。見たこともない新しいタイプのドラマは人々の興味を引き、観る楽しみを与えます。
――実際、ディズニープラスが韓国ドラマの配信をスタートして以来、ラインナップは多様性に満ちています。第一弾となった『スノードロップ』は、民主化運動が活発化していた1987年が舞台の切ないラブストーリー。次に配信した『キミと僕の警察学校』は厳格な警察学校を舞台にした青春ラブコメディ。3作目の『グリッド』は過去と未来が交差するサスペンス・スリラーです。こけら落としに値する重要な節目に、これらを選んだ理由とは。
私たちが求めていたあらゆる要素を備えていたからです。一つは良いキャスト。「移動性」を高めるためには、キャストが非常に大事です。『スノードロップ』のポスターを見た瞬間、ふたりのスターが誰もがわかる。BLACKPINKのジスとチョン・ヘインは、アジアの人々にとって心躍る存在なので、それだけで高い「移動性」が保証されます。
しかし、決め手となったのは、強力なコンセプトとストーリーです。若い方たちにアピールするラブストーリーに加えて、歴史的な背景も語られている。最初にスクリプトを読んだ時、「すごい、これはいい」と直感しました。さらにクリエイター陣は、韓国で大ヒットした『SKYキャッスル~上流階級の妻たち』を手がけた実力派。結果、配信されると、アジアの多くの地域でもっとも視聴されている作品ランキングでトップ5に入り、大きな成功を収めました。メガヒットを飛ばしたアメリカの作品よりも上位にランクインしている時もあり、作品の強さが分かります。
『キミと僕の警察学校』は、大人への階段を上る若者たちのドラマです。学校を卒業して社会人になる過程で直面する課題や恋愛という、誰もが経験する普遍的な物語。主演は、ボーイズグループWanna Oneの元メンバーであり、優れた歌手として知られるカン・ダニエル。映える主人公と、ドキドキするストーリー。ドラマとして大事なものが詰まっています。
一方、『グリッド』はシリアスなSF作品で、幾層にも重なる謎が非常によく描かれています。このように、3つの作品にはさまざまな好みを持つ視聴者が満足できる、まったく異なる要素があるのです。
――韓国ドラマの人気が高い日本のマーケットをどう見ていますか。
日本はディズニーと親和性がある、とても魅力的な市場です。ディズニープラスが上陸するずっと前から、日本のみなさんは作品やテーマパークを通じてディズニーを愛していますよね。そんな日本で、韓国のコンテンツを私たちのプラットフォームで配信するのは、大きな可能性を秘めていると考えています。
さらに日本のマーケットは、私たちにとって作品の制作拠点としても魅力的です。日本でもっとも有力な輸出コンテンツの一つはアニメだと思います。海外で常に人気を博し、大成功を収めています。
香港出身の私も、幼いころから日本のアニメをたくさん観て育ちました。家族、愛、友情などを描き、シンプルに心に響くので親しみやすいですね。今後さまざまな計画を発表する予定ですが、日本のアニメの配信にも積極的に取り組んでいきます。
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ディズニープラスは、小さな映像会社にも扉を開いている
ディズニーは、クリエイティブな制作陣との長期的なパートナーシップを大切にしています。
その相手には、大きい会社、小さい会社といた区別はなく、どんな映像会社にも扉を開いているそうです。
そうすることで、より才能にあふれた人やクリエイターに出会うことができると考えているのかもしれません。
より詳しい内容は、以下に引用記事を掲載しましたのでご覧ください。
――韓国ドラマの配信には、Netflix、Amazonプライム・ビデオ、AppleTV+など各社が力を入れています。群雄割拠の時代において、ディズニープラスが考える「ディズニーらしさ」とは?
いい質問ですね。ディズニーのDNAともいえる原点に立ち戻ってお話ししましょう。ディズニーは約100年前から存在し、常にストーリーテラー(物語の語り手)であり、コンテンツの会社であり続けてきました。それがビジネスの中心、存在の核心です。多くのコンテンツを提供することを大切にすると同時に、物語の品質や最高の物語をお届けすることを何よりも重要視しているのです。
もう一つ、ディズニーの利点といえば、事業の規模です。弊社には映画配給、商品、出版、音楽、テーマパークなどの事業があります。そのため、秀でた知的財産を幅広く活用することが可能です。たとえば、将来的に本を出版したり、ミュージカル化したりできるかもしれないし、マグカップやTシャツなどの商品化が可能かもしれません。
さらに付け加えると、クリエイティブな制作陣との長期的なパートナーシップを大切にしていることです。動画配信は比較的新しいビジネスですが、アジアの才能あふれる人やアニメーターなどの手で作られた映画がたくさんあります。
ドラマでもパートナーと一つの作品で終わりにするのではなく、時間をかけて関係を築いていきたいと考えています。そうすれば、お互いの長期的な目標に合う作品を作ることができるからです。私たちはすでに成功している大きな制作会社だけでなく、より小さな会社にも扉を開いています。
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ここまで、ディズニープラスがなぜ韓国ドラマを推すのかを紹介してきました。
一方で、視聴者は本当に韓国ドラマを面白いと思っているのか?
なぜ面白いと思うのか?をまとめましたのでご紹介します。
なぜ韓国ドラマは人気なのか?
韓国ドラマはジャンルが分かりやすい
韓国ドラマは
・キャラクターの個性が濃い
・ストーリーがはっきりしていて分かりやすい
といった視聴者が観ていて飽きない要素が多くあります。
そこが、韓国ドラマが人気となった理由です。
以下に引用記事を掲載しましたのでご覧ください。
――多くの候補や売り込みから作品を選ぶ基準を教えてください。
すべては物語から始まります。そしてジャンルがはっきりしていることが大事です。たとえば、恋愛コメディやSFとしてエッジが立っているもの。ジャンルが明確な作品は、遠く離れた国や地域でも人気を得る傾向があります。
シリーズ化やシーズン化できそうな優れた世界を構築できる作品もいいですね。アジア発の作品を配信する試みはまだ始まったばかりなので、いろいろなドラマにトライして反応を見ているところです。
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韓国俳優の魅力はパッションとパワー
2022年11月30日から2日間にわたりシンガポールで開催された「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」で三池監督が初めてタッグを組む韓国の映像業界について、
「韓国の作品のファンで、日本の俳優と何が違うのか確かめに来た場所だった。パッションを持っていて、人間としてのパワーが強い。演技力を超えた、もっとも役者にとって大事なものをもっていると感じた」と感想を披露。
韓国俳優の魅力は、その人の内なるパワーが演技に現れている、ということですね!
ディズニープラスがなぜ韓国ドラマを推すのか?韓国作品はいる?いらない?まとめ
ディズニープラスがなぜ韓国ドラマを推すのか?についてご紹介しました。
今後もどんどん進化していくだろう韓国作品を1度観てみたいと思った人もいるのではないでしょうか?
アクションもコメディも恋愛も外さない韓国ドラマを観るならディズニープラスがおすすめです♪
ディズニープラスでしか観られないオリジナル作品も多数配信していますよ!
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