『プリンセスと魔法のキス』(プリンセスとまほうのキス、原題:The Princess and the Frog) は、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオが製作した長編アニメーション映画です。
全米では2009年12月、日本では2010年3月6日に公開されました。
ディズニーによる最後のセルアニメ制作による映画でもあります。
『プリンセスと魔法のキス』は、よくある「プリンセスが王子様と結ばれるためにがんばる」というストーリーではありません。
主人公のティアナは、自分のレストランを立ち上げるために日々アルバイトに励む自立した女性です。
王子様のナヴィーンは、お金にだらしなく、父親に勘当されて逆玉の輿を狙ってプリンセスを探し求めるゲスな男性です。
2人の価値観の違いを通して、「愛する」とは何かを人々に伝えてくれる作品となっています。
そんな『プリンセスと魔法のキス』には、愛らしいキャラクターがたくさん出てきます。
中でもティアナとナヴィーンに、一途な愛を教えてくれる蛍の「レイ(レイモンド)」というキャラクターは、ストーリーを盛り上げる重要なキャラクターとも言えます。
『プリンセスと魔法のキス』を観ると、レイの愛らしさにみんな心奪われますよね♪
この記事では、レイ(レイモンド)の死とその後星になったことを中心に、レイの存在の意味と影響を掘り下げていきます。
\\\プリンセスと魔法のキスを観る///
目次
プリンセスと魔法のキスのレイ(レイモンド)とは?
レイ(レイモンド)は沼地に住む蛍です。
ティアナとナヴィーンがカエルの姿になってしまい、お互いの舌が絡まりあって身動きが取れなくっていたところを助けてくれたのがレイとの出会いです。
レイは空に輝く一番星をメスのホタルだと勘違いしており、「エヴァンジェリーン」という名前でその一番星を呼び一途に恋をしています。
レイの一途さが本当にグっときます。
いつか一緒になれると信じていつもエヴァンジェリーンを思うレイの姿が純粋で美しいです。
ティアナとナヴィーンが人間に戻れるように、ママ・オーディのもとへ案内をしてくれたり、小さな身体で人間に立ち向かっていったりと、レイは優しく勇敢で仲間思いです。
そんなレイが、悲しくも死んでしまいます。
なぜレイは死んだのか?
死んだあとどうなったのか?
深堀していきます。
プリンセスと魔法のキスのレイはなぜ死亡した?
物語の終盤、結婚式のパレードに人間の姿のナヴィーンとシャーロットが寄り添いパレードに参加しているのをティアナが目撃してしまいます。
ショックを受けるティアナは、慰めようとするレイにたいして思わず「エヴァンジェリーンはただの星だ」と言ってしまいます。
レイは「今は傷ついていてあんなことを言ったんだ」と信じず、真実を突き止めようとします。
本物のナヴィーンがファシリエに捕われていることを知ったレイは、呪いの力の源であるタリスマンをファシリエから奪い取り、ティアナに渡しますが、そこでファシリエによって踏みつけられてしまいました。
ファシリエに踏みつけられたことが、レイの死因と言えます。
レイがファシリエによって瀕死の状態であることを知ったティアナとナヴィーンが駆けつけますが、レイはティアナとナヴィーンの気持ちが通じ合ったことを知ると息絶えました。
プリンセスと魔法のキスのレイは星になった?
悲しみに暮れるティアナたちが、レイを水葬します。
葉に乗せられたレイが沼地の霧の中へ消えていくと、空の輝きが増しました。
ティアナとナヴィーンがその光の先を見上げると、エヴァンジェリーンの隣に輝く星が1つ。
みんなは驚き喜んだ顔をしています。
レイが星になったんだと、みんなが喜んでいるのが分かりますね!
その後、ティアナとナヴィーンはカエルの姿のままジャングルの中で結婚式を挙げます。
愛を誓いあいキスをすると、2人はカエルの姿から人間の姿に戻ることができました。
ティアナがナヴィーンと結婚したことによって、プリンセスになったからです。
そして人間に戻れた2人はニューオリンズに戻り、「ティアナのお城」というレストランを建てます。
レストランには、人間と一緒になってジャズを楽しむルイスの姿があり、ティアナとナヴィーンは夜空の下で幸せそうに踊ります。
もちろん夜空には、レイとエヴァンジェリーンが並んで輝いています。
\\\レイに会いに行く///
プリンセスと魔法のキスのレイという存在
『プリンセスと魔法のキス』の作中で、ひときわ愛情深いのがレイです。
彼が一途に恋する夜空に輝く一番星エヴァンジェリーンへの思いは、彼の行動の原動力になっています。
そんなレイの言動は、ティアナとナヴィーンにも影響します。
『プリンセスと魔法のキス』におけるレイの存在が意味するものは何か、考えていきましょう。
レイの一途な愛情
優雅に暮らすためにお金持ちであるシャーロットとの結婚を画策するナヴィーンは、本当の愛は何なのかに気付きます。
それをレイに打ち明けるとき「ティアナが俺のエヴァンジェリーンだ」と伝えます。
レイがエヴァンジェリーンを一途に思っていることがナヴィーンにも伝わっていますよね
レイの死は、愛と犠牲の深い象徴です。彼は映画『プリンセスと魔法のキス』の中で、一途な愛情を持つキャラクターとして描かれています。特に、夜空の一番星「エヴァンジェリーン」への純粋な愛は、彼の行動の原動力となっています。レイは、ティアナとナヴィーン王子を助けるために自らの安全を犠牲にします。彼のこの行動は、真の愛が自己犠牲を伴うことを示しています。映画の終盤で、レイの死によって、彼の愛が永遠のものであることが強調されます。彼は自らの命を犠牲にしてまで、大切な人を守ろうとしたのです。このシーンは、愛と犠牲の重要性を視聴者に教え、深い感動を与えるものです。レイの死は、自己犠牲の精神と愛の力を象徴しており、映画における彼の役割の核心をなしています。
レイの死がもたらすストーリー展開
レイの死は、『プリンセスと魔法のキス』の物語に感動的な展開をもたらします。
レイは、映画の中で常に明るく、親しみやすいキャラクターとして描かれています。
その明るさが、視聴者に安心感を提供していました。
しかし、彼の突然の死は映画の雰囲気を一変させ、ストーリーに深い感情をもたらします。
レイの最後の瞬間は、ティアナとナヴィーンの愛の確認と重なり、映画のクライマックスを飾ります。
このシーンは、物語の中で非常に重要な意味を持ち、視聴者に強い印象を残します。
レイの死は、映画の感情的な高まりを引き出し、物語の深みを増す要素となっています。
このように、レイの死は物語に新たな次元を加え、視聴者に深い感動を与える重要なポイントとなっています。
物語のテーマとの結びつき
レイの死は、『プリンセスと魔法のキス』の中心的なテーマと深く結びついています。
この映画は、愛、夢、そして家族の絆がテーマです。
レイというキャラクターは、これらのテーマを象徴しています。
レイの愛は、彼の人生の中心であり、彼の行動の動機となっています。
彼の死によって、これらのテーマはより強調されます。
レイの愛情深さと、家族や友人への献身的な行動は、映画全体のメッセージを強化します。
また、彼の死は、愛と夢を追求することの重要性を示しています。
レイの生き方と死は、映画のテーマと密接に結びついており、視聴者に深い感銘を与えます。
このように、レイの死は映画のテーマを強化し、ストーリーに深みを加える重要な要素となっています。
レイという存在が、『プリンセスと魔法のキス』の物語を盛り上げるスパイスとなり、視聴者をよりストーリーに引き込んだと言えます。
プリンセスと魔法のキスのレイが死亡した理由は?どうなった?まとめ
レイの愛情深さ、陽気で親しみやすいキャラクターは、観ている人を虜にしました。
そんなレイが死んでしまったのはとても悲しい結末です。
しかし物語を進めるには、レイの存在はなくてはならないものでした。
レイにもう一度会いたくなったらディズニープラスで何度でも観られますよ♪
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